PERSON.03

100人単位の人が関わる家づくりの現場で、
スムーズな段取りを心がけています。

HC部門 建築部
部長藤村 興

2005年入社

TOP 藤村 興

※インタビュー内容はすべて取材当時のものです。所属、部門名、仕事内容等変更となっている場合がございます。ご了承ください。

現場監督の仕事は、現場の「段取り」と品質管理

私たちの仕事は、着工から竣工までの工程管理をすることです。営業や設計、インテリアコーディネーターからお客様の情報をすべて引き継ぎ、お金の流れやスケジュール、どの材料を使うのかなど、お客様の家を建てるにあたり必要な情報を把握した上で、工程管理をしていきます。家を一軒建てるのには、100人単位の人が関わります。さらに、作業の順番も細かく決まっています。そこを管理するのが現場の「段取り」であり、現場監督の仕事。加えて品質管理として、構造の細かなチェックなども行っています。

いつも自分の家を建てる気持ちで、最後まで妥協しない

私たちが販売しているのは「注文住宅」なので、お客様と打ち合わせをしながらどのような家にするかを決めていきます。つまり、始めは何もないところにお金を払っていただいていることになるんです。だからこそ、お客様がイメージしているものと、完成した家にギャップが生まれないようにしなければなりません。実際に家を建てる段階になって、そのギャップを埋める最終調整をするのが現場監督の仕事だと思っています。

そのためにはお客様との会話が一番大切です。自分の家を建てているつもりになって、お客様のプランを見る。そして、少しでも気になる点があれば、「ここ、少し使いにくそうだから変更しませんか?」といったご提案をさせていただく。自分の家を建てると考えたら、最後までもっとより良くできないか考え続けますよね。その感覚をすべてのお客様に対して持つ、ということが重要だと思います。

お客様から教わった、細やかな視点をもつことの大切さ

施工中に何か変更があった場合、なぜそうなったのか、お客様ご自身に納得いただく必要があります。

私が入社して2、3年の頃に、物理の先生をされているお客様を担当させていただいたことがありました。そのお客様は、通常は2時間ほどで行う建物のチェックを、1週間かけられ、非常に入念に気になる点を洗い出しされ、その内容を私達に詳細にお伝え下さいました。私は当時まだ経験が浅かったので、聞かれても答えられないことが多くあり、自分で調べて後日回答したり、パートナー様に聞いて回ったりしてなんとか対応したことが心に強く残っています。その建物に対して一切妥協を許さないお客様の姿勢に、襟元を正された思いがしました。そのお客様とは、今でも良好な関係を築けています。そうやって、お客様から多くのことを学ばせていただいています。