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2024年3月22日
お役立ちコラム

天窓(トップライト)のメリット・デメリット

福岡で高性能住宅を建築している住宅会社「健康住宅㈱」の企画部の中島がお届けします。
今回は天窓(トップライト)のメリット・デメリットをまとめました。
私は自宅2階の屋根に天窓を付けたので、その経験も踏まえてみなさんにお伝えします。
※自宅は入社前に他社で建てました

木造戸建て住宅に天窓を設置することは、「光を採り込む」というメリットの側面もあれば、当然ながらデメリットも存在します。
天窓を設けた家に住む住人としての私が感じたことなどを交えて、「メリット」と「デメリット」の両面から考えて行きましょう。

■メリット

【1】自然光の効果的な採り入れ

天窓はその取付位置により自然光を室内に効果的に取り入れることができるため、室内全体を明るくすることができます。
たとえ狭小地で近隣との距離が近くても、天窓であればその影響を受けることなく自然光を採り入れることができます。

【2】開放感

天窓は天井から光を採り入れるため部屋全体に開放感を与えることができ、実際の広さよりも広々としたゆとりのある雰囲気を演出します。

【3】景観

天窓からは空や自然の景色を楽しむことができます。それにより居住環境の質が向上し、心地よい居住空間を実現することができます。

【4】省エネ効果(照明)

天窓からの自然光を利用することで照明の使用時間を減らすことができ、照明による電力消費量を削減できます。

【5】空気の流れ

天窓は通常の窓よりも高い位置に設置されるため、開閉式の窓の場合はより効率的な換気を促進して室内の空気の循環を改善できます。

■デメリット

【1】雨漏りや結露のリスク

天窓の設置により屋根の防水性が損なわれ、雨漏りや結露のリスクが高まる可能性があります。
開閉式の窓の場合は、パッキンの劣化も気になるポイントです。

【2】断熱性能の低下

天窓は屋根に設置されるため、壁に設置される場合と比較して断熱効果が低くなります。
その結果、居室の温度が日射熱や外気温に影響を受けて室内温度を一定に保つことは難しくなります。

【3】冷暖房効率の低下

天窓から日射熱や外気温の影響を受けることで、夏は外部の熱が天窓から流入し、冬は室内の暖気が天窓から外部へ流出します。
それにより冷暖房効率が低下して電力消費量が増加します。

【4】プライバシー

天窓からの視線や光が気になる場合があります。
その対策としてブラインドやカーテンを取り付けることができますが、予め近隣環境を調査してプライバシーが損なわれないような設計を行うことが重要です。

【5】雨音

雨の当たる角度の関係から天窓からの雨音は大きくなる傾向があります。
予め防音対策を施すことで雨音の影響をある程度軽減することができます。

上記10項目が天窓を付ける場合のメリット・デメリットです。
住宅に関してある程度の知識がついた私の個人的な意見としては、狭小地などで天窓以外に選択肢がない場合を除き天窓はできるだけ設置しない方が良いと思います。
デメリットの【5】は雨が降るたびに感じていますし、【2】は夏と冬は外気の影響をモロに受けます。
また【1】については年々劣化が進んで行くことは確実なので、将来に渡って心配が続くことになります。
家のためにも財布のためにも、さらにカーボンニュートラルの観点からも、屋根には天窓ではなく太陽光パネルの設置をオススメします。
もし天窓の設置を考えられている方は、是非とも参考にしてください。

 


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