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今任

WRITER 今任

2024年3月1日
お役立ちコラム

ブロック塀造り方

福岡でエアコン一台で全部屋同じ温度になる家を建てている、健康住宅株式会社の今任がお届けします。

前回の続きで、古い塀を利用するには。
古いブロック塀は、家の建て替え等確認申請を提出する工事をする場合は、塀の高さを1.2m以下にカットするか、3.4mごとに控えブロックが必要です。
ただし境界ブロック塀のカットの場合は、隣家にも配慮が必要ですし、控えブロックを設置する場合は、所々40cm程ブロックが出っ張りますので狭小地では現実的ではありません。一番いいのは1.2m以内にカットして、目隠しフェンスを設置することですが、残ったブロック塀の強度の確認は必要です。出来れば全てを新しく、造り直したほうが、問題はありません。

そもそもコンクリートに、鉄筋が入り始めたのは、いつ頃からでしょうか。
1971年の建築基準法施行令の改正時には、木造住宅の基礎は「コンクリート造または鉄筋コンクリート造の布基礎とする」となっていたので、必ず鉄筋は入っていなくても良かったようです。
1980年に住宅金融公庫の仕様に、鉄筋コンクリート基礎が追加されて、一般化したようです(資金融資を受けるためには、公庫の仕様を遵守する必要があった為)が、当初は規準が曖昧で、設計者の判断にゆだねられていました。その後1995年の、阪神淡路大震災後の2000年に建築基準法にきちんと明示された。わずか24年前のことです。

次にブロック塀に控え壁が、設置されるようになった理由。
1978年の宮城沖地震で、ブロック塀の倒壊により、18人が死亡したため、建築基準法が改正され、塀の高さの上限は3mから2.2mに引き下げられた上に高さ1.2mを超える塀には、控壁を設けるように条例を厳しくしたそうです。

建築基準法では。
ブロック塀の高さの規準は、2.2m以下かつ厚さ15cm以上です。ただし高さ2m以下のブロック塀の場合、厚みの規準は10cm以上です。
ブロック塀の内部には、径9mm以上の鉄筋を縦横に、80cm以下で配置しなければいけません。ブロック塀の高さが1.2m以上の場合は長さが3.4m以下の間隔で、直径9mm以上の鉄筋を入れた控え壁が必要です。基礎の高さは35cm以上、根入れの深さは30cm以上が規準とされています。

*日本建築学会では別で、規準を設けているようです。
 特に厳しく定められているのがブロック塀の厚さで、塀の高さが2mまでは12cm以上、2mを超えると15cm以上です。また縦40cm~80cm、横80cm以下の間隔で、直径10mmの異形鉄筋を設置、基礎の高さは40cm以上、根入れの深さは35cm以上が規準とされています。ブロック横筋の間隔は。
ブロック塀の横筋は、3段に1段入れる(60cm)又ブロック塀の頂部には必ず、横筋を使う事。

ブロック塀の利点はなにか?
法規通りにきちんと施工されているブロック塀は、燃えにくい素材のコンクリートと、金属で構成されているため、防火にも役立ちますし、周辺からの
もらい火を防ぐ効果もあります。重みや厚みもあるため、防風効果や遮音効果ものも優れています。

以上です。

 


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