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PRIDE ~暮らしをつくる者の矜持~ vol.2-2『衛生陶器で美しい生活を届ける -TOTO取材レポ ミュージアム編』

レポート PRIDE
TOTOミュージアム取材レポのタイトルビジュアル。古賀室長とインタビュアー大塚さんがミュージアム前で紹介する様子

こんにちは!健康住宅インタビュアーの大塚です。 今回は、世界のブランドとして有名な水まわり住宅総合機器メーカーTOTO株式会社を取材いたします!

TOTO株式会社の本社・小倉第一工場敷地内にある衛生陶器工場とミュージアムの見学をさせていただくことになりました。  それでは「TOTOミュージアム」の見学レポをお届けします!

お話しを伺った人

TOTOミュージアム館内で『水と地球の、あしたのために。』という理念展示の前に立つ古賀室長
TOTO株式会社総務本部 社史資料室 室長 兼 TOTOミュージアム 館長 古賀さん

古賀室長:こんにちは!TOTOの古賀です。 TOTOミュージアムではTOTOの歴史や創業者の想いをより多くの人に伝え、TOTOのファンになっていただくための様々な展示があります。 ぜひお楽しみください!

インタビュアー

健康住宅インタビュアーの大塚千尋さん。企業のものづくりの想いを伝える取材担当者
健康住宅インタビュアー 大塚 千尋

大塚:初めまして! インタビュアーの大塚です。 この企画では、暮らしに関する企業さんを取材し、皆さんがどんな思いで家づくりに携わられているのかを追います。 今回は衛生陶器で美しい生活を届けるTOTOさんを取材します!

TOTOミュージアム見学スタート!

北九州市の紫川沿いにある「TOTOミュージアム」。 ここはTOTO株式会社の本社・小倉第一工場の敷地内にあり、TOTOの創立100周年を記念して2015年に開設されたそうです

大塚:何だか、まあるい特徴的な形をした建物ですね。

古賀室長:そうですね。皆様から「何の建物だろう?とずっと思っていたんです。」と言われることが多いです。清潔感のある白を基調にしている部分は「水滴」を、隣の4階建ての建物は「緑豊かな大地」をイメージしています。私達はこの建築デザインを通して、「TOTOは、人と地球の毎日に潤いをもたらす環境づくりに貢献する」というメッセージを伝えているんです。 建物の1階はTOTOの最新商品が展示されている「ショールーム」、2階が「ミュージアム」となっています。

大塚:2階にあがると、とても明るくて開放感があります。

古賀室長:奥には大きな窓があり、そこから緑豊かな庭が天井に反射した淡い光が館内に降り注ぎます。

天井がドーム状になったTOTOミュージアム2階展示空間の全景。自然光が差し込む開放的な館内

大塚:ミュージアムではどういったことを紹介しているのでしょうか?

古賀室長:こちらのミュージアムでは、東洋陶器株式会社(現TOTO株式会社)の創立時から今に至るまでの足跡や、受け継がれるものづくりへの想い、世界各地での事業展開を大きく3つに分けて、貴重な資料とともに紹介しています。

取材当日は平日でしたが、夏休み中ということもあり、お子様からご高齢の方まで幅広い年代の方がご来場され、色々なところで写真を撮ったり、同フロアにあるショップなどでお買い物を楽しまれていました。

古賀室長:TOTOの創業のルーツと歴史を紹介する「第1展示室」では、TOTOのものづくりの原点である、国産初の腰掛式水洗便器(1914年完成)を復元したものをはじめ、壁側には1927年に日本で初めて商品化された「腰掛式サイホンゼット便器」と、1980年に販売開始した「初代ウォシュレットG」が並んでいます。 

TOTOの創業史を紹介する第1展示室で、展示資料を解説する古賀室長とメモを取る大塚さん

大塚:水まわり設備だけでなく、陶磁器の展示も多くある印象ですね。

古賀室長:衛生陶器メーカーとして知られるTOTOが食器を作っていたことに驚かれる方も多いかもしれませんが、TOTOは、かつて食器も製造しており、その展示が今でも多くの人々に親しまれています。当時、TOTOの食器を子どもの頃に使っていたという方が展示品を見て、懐かしさを感じられることも少なくありません。 

大塚:なんとも素敵なブルーの器ですね!

古賀室長:そうなんです。この鮮やかなブルーは、宝石の瑠璃色のようであることから「瑠璃色の食器」と呼び、弊社が得意とした色でした。大変親しまれた色でもあり、現在のTOTOのコーポレートカラーにもなっています。食器の製造はTOTOの歴史において欠かせない存在であり、現在でもその価値が再評価されています。

TOTOがかつて製造していた瑠璃色の食器。宝石のような深いブルーが特徴の陶磁器

大塚:沢山の方が写真を撮っているこの特徴的なバイクは、どういった取り組みから作られたものでしょうか?

古賀室長:フォトスポットにもなっている「トイレバイクネオ」は、2011年に環境への取り組みをPRするため、北九州から東京まで1400キロメートルを実際に走りました。燃料は、動物の排泄物などから作られたバイオガス。運転席がトイレになっており、後部には巨大なトイレットペーパーが乗っています。

大塚:実際にこのバイクが道路を走っていたと思うと、とても面白いですね。TOTOってこんなこともする会社なんだ!と印象づいたと思います。

環境PRのために制作されたトイレバイクネオ。便器が運転席になったユニークな展示物

大塚:第2展示室では、原始から現代まで、水まわりの変遷を展示しているコーナーだということですが、色々な方の言葉なども展示されていて、TOTOならではの考え方や価値観がひしひしと伝わってくるコーナーですね。

古賀室長:TOTOがこれまで作ってきた水まわりの文化と歴史の数々、そして礎を築いた先人の想いを実物とともに紹介しています。代表的な衛生陶器・水栓金具・ウォシュレットや洗浄水量のコーナー、著名な現場に設置されていた貴重な製品も展示しています。

TOTOの創業者や歴史を築いた人物を紹介する展示コーナー。写真と資料で歩みを伝える
洗浄水量の違いが分かるTOTO歴代便器の展示。節水技術の進化を比較できるコーナー

大塚:当時流れていたCMなども放送されていて、タイムスリップした気持ちになります。

古賀室長:82年に放映されたテレビCMのキャッチコピー「おしりだって、洗ってほしい」は、日本のトイレ文化に革命を起こしました。ウォシュレットはTOTOの登録商標で、温水洗浄便座の中でも圧倒的な知名度を誇っています。ちなみにウォシュレットの語源は「Let’s Wash!(さあ、お尻を洗いましょう)」を逆にしたものなんです。それを、お尻の気持ちで表現した秀逸なコピーによって、お尻を「拭く」から「洗う」という概念を世の中に広めることができました。

大塚:今やウォシュレットは当たり前のものになってきていますが、その過程で色々な製品改良を重ねていった結果だと思います 

大塚:この展示でとても印象に残ったのは、時代とともに変化してきた水まわりの歴史を学べる長ーい年表です。ところどころに、当時のトイレ空間がまるごと再現されていて、時代劇などで見かけたことのあるような、田舎に住む祖父母の家を思い出すような展示でした。 このコーナーこそ、THE社会科見学!といった気分を味わえます。

古賀室長:この年表は老若男女問わず人気で、その方によって立ち止まる場所が全然違うんですよね。新たな発見があったり、「ああ!こういうものあったよね。」と懐かしんでもらえたり。そういった光景を見ると、私達も何か価値を与えられた感じがして、とても嬉しくなります。 

古賀室長:さらに、体験コーナー「座ってみよう、いろいろな便器」では、身体に合わせて開発された3種類の便器が展示されています。幼児用腰掛便器からめったに見ることのない力士用便器まで、実際に座って大きさの違いを体験できます。 

大塚:私も実際に全て座ってみましたが、力士用便座は落っこちてしまいそうなくらい大きかったです!

体験コーナー『座ってみよう、いろいろな便器』。子ども用から力士用まで大きさの違いを体感できる展示

古賀室長:第3展示場では、グローバルギャラリーとして、アメリカ、中国、アジア、オセアニア、欧州で販売している商品がエリア別に展示されています。

TOTOの最高峰便器ネオレストNXを展示するグローバルギャラリー。世界共通モデルの美しい曲線

大塚:このトイレは、まるで卵のようにつるんとしていますね!

古賀室長:こちらは100年間陶器を作ってきたTOTOが考える最高峰の便器で、唯一世界共通で販売しているネオレストNXです。陶器の持つ美しさを最大限に引き出した優美な曲線によって形づくられており、美術品のような輝きを放っていますよね。

大塚:中国の水廻り設備の特徴は「金色」。高級感のある商品ばかりです。ヨーロッパはとてもスタイリッシュな印象ですね。

古賀室長:それぞれの国のライフスタイルや国民性が表れていて、とても興味深いですよね。アメリカでは1992年に便器の洗浄水量を6L以下に規制する「エナジーアクト法」が制定され、高まる節水ニーズに応えるために、アトランタで現地生産を開始し、独自の清掃性や節水技術がお客様から評価されています。TOTOはその国や地域の人々に必要とされる存在「その国のTOTOになる」ことを目指しています。 

対談を終えて

今回はミュージアム見学の記事をお届けしました。

会社の成り立ちから、時代背景とともに変化した生活様式、そこに注がれた技術革新を存分に知ることができます。ぐるりと回りながら、これから私も、世界に誇る地元企業の一端を、友人に話せそうです。

他にもトイレをテーマにした川柳が印刷されたトイレットペーパーや、ペーパークラフトの模型、北九州ブランドの商品なども多数販売されていました。

ニッチな観光名所として、おひとりでもご家族でも一度訪れてみてほしい場所です。

次回の記事では、このミュージアムで学んだ歴史や古賀室長が考えるTOTOの未来を見据えたお話をどんどん深堀りしていきます。お楽しみに!

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大塚「では最後に古賀室長、記念撮影を撮りますね!」

古賀室長『水と地球のあしたのために!』

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