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鳥羽

WRITER 鳥羽

2024年2月9日
お役立ちコラム

既存住宅の耐震リノベについて

令和6年能登半島地震により、お亡くなりなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今回の被害状況の報告(消防庁情報:2月2日14:00時点)では、建物全壊2,609棟・半壊3,603棟という報告されており、一部損壊や浸水被害を含めると28,756棟もの被害が発生しています。

ニュースなどで流れる映像を見ていると、比較的古い建物が被害を受けているように感じてしまいます。建築基準法では、1981年に耐震基準が改正され、新築住宅の耐震性は高まっていますが、それ以前に建築された建物や1981年以降に建築された建物でも老朽化により耐震性に不安を抱えている方も多いかもしれません。

そこで本日は、既存住宅の「耐震リノベ」について簡単にご紹介させて頂きます。

「耐震リノベ」をするにあたり大切な考え方があります。それは「上部構造評点」を高めるということです。設計士や大工さんの経験や勘で耐震性を高めるということではなく、しっかりと計算に基づいて耐震性を高めていくというものです。

「上部構造評点」とは、設計図書や現地調査により構造強度を計算した数値で一般的に「評点」と言っています。簡単に言うと、現在お住まいの建物の耐震性能を示した数値で、新築住宅では耐震性能1から耐震性能3で表現されるものです。ちなみに、上部構造評点1.0は現行の建築基準法と同レベルの耐震性を有します(下図参照)。

「耐震リノベ」ではこの「評点」を高めるために、まずインスペクション(建物検査・診断)をさせて頂きます。これにより現在の建物が、どのような耐震性を持っているのかを把握し、それに対する補強計画を検討していきます。

補強計画は、耐震診断書を作成し、施工前の「評点」と、施工後に想定される「評点」を計算し工事内容を固めていきます。

構造を扱う、壁や天井及び床を解体し必要な部分に補強を入れていく大掛かりな工事ですので、基本的に住みながらの工事はできません。健康住宅の過去の事例では、「耐震リノベ」と同時に「断熱リノベ」を一緒にされる方が多いです。

工事期間は、状況や規模にもよりますが3ヶ月~4ヶ月かかります。その間、仮住まいへのお引越しなど、お客様にはご不便をお掛けする事になりますが、その後の豊かな暮らしは自信を持ってご提供させて頂いております。

補助金も利用できますので、ご興味がある方は是非、お近くの健康住宅の住宅展示場へお気軽にご相談下さい!

 


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