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鳥羽

WRITER 鳥羽

2023年11月3日
お役立ちコラム

2階リビングって良い?悪い?

家づくりにおいて、みなさんが最も重要視される場所はどこでしょうか?

家の中で最も広いスペースがLDKであり、家族と一緒に長い時間を過ごすのがリビングです。リビングは、1階につくることが多いですが、最近では2階リビングも増えています。

2階リビングのメリット・デメリットを知った上で、2階リビングも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

 

◇2階リビングのメリットは? 

①開放感がある

1階は2階を支えるぶん、柱や壁の必要量が多くなりますが、2階は1階に比べて必要な壁が少ないので、ワンフロアの広いリビングをつくりやすくなります。また、屋根の勾配にあわせて、天井の高さや傾斜に余裕を持たせることで、天井が高くより開放感のあるリビングにすることもできます。

限られた敷地の中で開放的なリビングをつくりたいという方には特におすすめです。

 

②プライバシーを確保しやすい

2階リビングだと、道路に人が立った時の視線の高さよりもずっと上に窓が位置するので、窓を広くとっても外からの視線が気になりづらいです。また、立地によっては、隣の建物によって眺望がさえぎられることがなく、広々とした見晴らしを確保することもできます。

このように、広い窓で明るく開放的な空間をつくりながらもプライバシーを守ることができます。

 

③日当たりが良い

隣の住宅との距離が近かったり、周囲の建物の階層が高く1階の日当たりが悪かったりする場合、2階にリビングがあると日当たりが良く、明るい空間をつくれます。また、リビングからつなげてバルコニーをつくればさらに光が入るようになり、バルコニーの利用方法も広がります。

 

④家族のプライバシーが確保しやすい

1階に自室がある場合、リビングを通らずに部屋に直行できます。

家族に来客があってリビングを通るのを遠慮したいケースなどには、プライバシーを守りやすい間取りだといえます。

 

⑤1階にスペースを確保しやすい

LDK2階にあることで1階に広いスペースを確保しやすくなります。家としてだけではなく事務所や店舗を併用したり、インナーガレージをつくったりと3LDKや4LDKに+αのスペースをつくりたいという方におすすめです。

 

 

◇2階リビングのデメリットとその対策!

①階段の上り下りが面倒

2階リビングの大きなデメリットは、階段の上り下りが面倒という点です。生活の中心であるリビングに行くために必ず階段を通らなくてはなりません。

例えば・・・買い物から帰ってきて重たい荷物を持って2階に上がる。毎日のゴミ出しで、2階からゴミを持って階段を下りる。宅配便や郵便の受け取り、来客のたびに階段を上り下りする。毎日のことだと思ってイメージしてみると、少し面倒だと感じる方もいるかもしれません。

また、小さいお子さんがいるご家庭では階段からお子さんが落下してしまうリスクもありますし、高齢者のいる家庭では階段の上り下りが体への負担となってしまうこともあります。

 

対策の一つとして、ホームエレベーターを設置する方法があります。

重い荷物を運ぶときに重宝しますし、特に将来高齢になったときに負担を減らすことができて快適に過ごせると思います。ホームエレベーターは、リフォームで取り付け可能です。

将来、設置する可能性があるのであれば、上下階の同じ位置に納戸を設けてホームエレベーターを設置できるスペースを確保したり、ホームエレベーター用の電源を取れるようにしたりしておくと良いでしょう。

 

②家族の帰宅がわかりにくい

2階にリビングをつくると、家族の個室の一部が1階になる間取りが多くなります。

帰宅後、リビングを通らずに1階の各部屋に入れるため、家族間のコミュニケーションがとりづらくなってしまう可能性もあります。

対策の一つとして、お子さんが小さい間は2階リビングの一部を仕切り、子ども部屋にするという方法があります。家族でコミュニケーションをとる習慣をつけておき、大きくなって個室が必要になったら1階に子ども部屋を確保すると良いでしょう。

 

③夏は熱がこもりやすい

2階リビングは日当たりが良く暖かいのがメリットですが、暑くなりやすい傾向もあります。

1階よりも2階のほうが直射日光が窓から入りやすく、屋根の熱が直接2階のお部屋に伝わりやすいからです。また、暖かい空気は上にたまるため、1階よりも2階のほうが室温が高くなりやすいです。

暑さ対策には、断熱材の厚みや量を増やして断熱性能を高めたり、2階の天井にシーリングファンを設置して空気を循環させたりすることをおすすめします。ただ、健康住宅の家は断熱性能に優れているので2階リビングも快適にお過ごしいただけます。

 

④敷地が広い場合は2階リビングのメリットを活かしにくい

敷地が広い場合には、1階にリビングをつくっても開放的で広いリビングが実現できます。

また、リビングの外に十分なお庭がとれるのであればリビングとの一体的に使えるデッキをつけることもできます。1階にリビングをつくっても2階リビングのメリットが確保できるような敷地であれば、2階リビングはメリットよりもデメリットが目立ってしまうと思われます。

 

立地や敷地の状況次第では、2階リビングはとても快適な空間にすることができます。

「リビングは1階にあるもの」という固定概念から解放されることで、間取りの自由度が高まるかもしれません。家づくりをご検討されるなかで間取りについてお悩みという方は是非ご相談ください。

 


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