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2023年8月18日
お役立ちコラム

似て非なる建築用語

福岡でエアコン一台で全部屋同じ温度になる家を建てている、健康住宅株式会社の今任がお届けします。
今回はプロでも間違える、『似て非なる建築用語』について少しお話します。

 

【「木材(もくざい)」と「材木(ざいもく)」の違い】

木材と材木は、「原木に近い状態」か「製品に近い状態」かによって使い分けされています。
「木材」は、原木を切断して材料や原料として用いる木のこと。山に生えている木を切った状態のモノの事です。
「材木」は、建築や製品の材料として一定の長さや大きさに製材し、用材となったモノの事です。
ちなみに屋号にも、山元に近いほど「木材店」が多く流通の最終段階に近くなるほど「材木店」が多くなります。

 

【「継ぎ手(つぎて)」と「仕口(しくち)」の違い】

「継ぎ手」とは、2本の材木を長手方向に継ぎ合わせることです。桁や土台に使う際に長さが必要ですが、材木はサイズが決まっているため長くする為に行う細工です。よく聞く継ぎ手として「腰掛け蟻継ぎ」や「腰掛け鎌継ぎ」があります。
「仕口」とは、2本以上の材木を直角または角度を持って組み合わせることです。土台と柱、桁と柱のほぞや、土台と土台桁と桁を直角方向に掛ける為に行う細工です。「大入れ蟻掛け」などがあります。

 

【「破風(はふ)」と「鼻隠し(はなかくし)」の違い】

「破風」は、切妻屋根の妻側の部分のことです。吹いてきた風を切り裂き屋根が飛ばされないように防いでいます。
「鼻隠し」は、垂木の先端部分に取り付ける板のことです。垂木の先端(鼻先)を隠す事から名付けられました。(ちなみに垂木は下に向かって垂れているから「垂木」です)
※「破風」と「鼻隠し」は雨樋の有無で判断します。

 

【「張る(はる)」と「貼る(はる)」の違い】

「張る」は、常用漢字です。テレビや新聞など一般的には「張る」または「はる」を使っています。
一方で「貼る」は常用漢字ではないので、一般的にあまり使用されることはありませんが、建築業界では「張る」と「貼る」どちらも使われます。

「張る」は、のりを使わないで施工する場合。(釘やモルタルを使ったタイル・外壁・床等の施工)
「貼る」は、のりを使って施工する場合。(施工時にのりを使う、クロスや壁紙の施工等)
これは正式なルールではなく、建築業界の習慣的なものと考えられています。

 

以上です。
皆さんの知っている情報もありましたか?

 


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