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2023年5月19日
お役立ちコラム

檜と杉について

福岡でエアコン一台で全部屋同じ温度になる家を建てている、健康住宅株式会社の今任がお届けします。

今回は建築材料としてよく使われる、檜と杉についてお話させて頂きます。
日本古来から建築用語に「土台ヒバ、柱檜に梁は松」という言葉があります。
ヒバは水に強く白蟻を寄せ付けづらいという性質を持ちます。
柱には縦の力に強い檜が良いと言われています。
梁には横の力に強い松が良いと言われています。
杉材も木造住宅の建築材料としては、十分な強度があり檜と違う良さがあります。

まずは檜の特徴についてです。

檜は年輪の幅が細かく目が詰まっているため、特に水回りや土台、大引き、根太などの床下周りに適しています。
檜はその耐久性の高さゆえに、昔から神社や仏閣の木材として使用され、世界最古の木造建築である、法隆寺にも使用されています。
檜は曲げ、圧縮、引張のいずれの強度も、杉より優れています。
檜には特有の香りがあり、檜風呂、檜食器など檜の香りは日本人に好まれる傾向にあり、気分を落ち着かせたり抗菌効果もありますので
身近にはまな板など水を使うキッチン用品にも使われています。
檜は白蟻に強い木材ですし、実際檜は白蟻だけではなく、虫全般に有効な木材だと言われています。

檜のデメリットは、杉は植林してから約40年で収穫できますが、檜は50年~60年かかりますし、真直ぐな原木を育成するための間引き
無節材を得るための枝打ちなど、杉材よりも手間がかかりますし、残念ながら価格が、1.5倍ほど高いので、杉よりも一般普及していない
のが現状です。
雑学:檜には不思議な力があり、伐採してから約200年はいずれの強度も2割~3割上がり、それから1,000年かけて徐々に元の強度に
   戻っていくという特性があります。実際に檜で建てられた法隆寺や薬師寺の塔は、1,300年経った今でも維持されています。
   檜の名前の由来は「火の木」と言われています。火おこしによく使われていたことから、この名がついたと考えられています。
            ちなみにコンクリートの強度は、70年間は保たれていますが、それ以降は徐々に弱くなって行くそうです。

次に杉の特徴についてです。

杉は加工性に優れた木材で、構造材から造作材まで幅広く活用されています。
杉は成長のスピードが早く、戦後日本の国策で大量の植林が行われたため、ひかくてき安価で手に入る木材です。
杉は心材と辺材との差がはっきりとしていて、色の違いを楽しめます。
杉は素材が檜と比べて、少し柔らかい特性を持っているため、冬の時期暖かいという利点と、床材に使うと足ざわりが
柔らかく、疲れにくい特性があります。
杉は通気性にも優れています。

杉のデメリットは、檜に比べて柔らかいので、傷が付きやすい。花粉は花粉症の代表的な原因物質である。

雑学:木材は自然の素材ですので、強度は均一ではありません。檜と同様の強度の杉も存在しますし、杉と同じくらいの
   柔らかさの檜も存在しますので、しっかりとした強度のあるものでしたら、どちらも構造材に使うことに問題はありません。
   杉は日本だけに自生する固有の品種です。
   杉の名前の由来は、「直ぐ」からきていると、言われています。杉は地面から真っ直ぐに成長する特性があるからです。

*今健康住宅株式会社では、土台と柱に檜を使うことを、標準仕様としています。お客様に安心して快適な家に住んでいただく
 ための、一つの取組みです。


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