福岡でエアコン一台で全部屋同じ温度になる家を建てている、健康住宅株式会社建築部の今任がお届けします。

今回は基礎工事について少しお話させて頂きます。
住宅の基礎には、布基礎とベタ基礎がありまが、最近の木造住宅では、ベタ基礎の採用がほとんどです。
ベタ基礎の定義は特にありませんが、一般的なベタ基礎は、低板部にD１０以上の鉄筋を、３００ミリ以下の間隔で
縦と横に配置されています。ちなみに健康住宅では底板部はD13で、２００ミリの間隔で縦と横に鉄筋を配置しています。
ベタ基礎のメリット
①耐震性に優れている
②コンクリート基礎で覆うため、地面からの湿気が上がりにくい。
③シロアリ被害を受けにくい。
ベタ基礎のデメリット
①布基礎に比べてコストが少し高くなる。
②寒冷地には向いていない。

＜ベタ基礎写真＞

布基礎は古くから日本に存在する基礎工事です。逆T字状の断面を持つ鉄筋コンクリート入基礎を柱や壁などの下に打ち込む工法です。
 布基礎のメリット
①ベタ基礎に比べてコストが少し抑えられる。
②部分によっては強度がベタ基礎よりも高まる。
布基礎のデメリット
①ベタ基礎に比べて耐震性が劣る。
②シロアリ被害に遭う可能性がある。

＜布基礎写真＞

以上の比較で、ひかくてき温かい地域ではベタ基礎のほうが、有利になります。

布基礎のメリットの強度がベテ基礎よりも高まると言うのは、北海道や東北地方などの寒冷地の話で、これは気温が氷点下になる地域では
地盤が凍結する。水が氷になると体積が増えるので、凍上（地面が凍結によって持ち上がること）が起こりベテ基礎を持ち上げる
事があるので、凍結深度より深い場所まで基礎を造らないといけなくなるため、寒冷地には布基礎が向いている。

まとめとしまして、住宅の耐震性は、建物＋基礎＋地盤の３つが重要な要素です。基礎だけにとらわれず、全体で耐震性を高めるようにしましょう。

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