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藤村

WRITER 藤村

2023年1月6日
お役立ちコラム

「木」の材料の種類や呼び名、性質について

福岡で高性能住宅を建築している住宅会社、健康住宅㈱の建築部門 藤村がお届けするコラムです! 今回は「木」の材料の種類や呼び名、性質についてご説明させて頂きます。

①ベニヤについて
単層(一枚の板)のことを指します。強度はなく下地や調整材などに使用されます。

②合板について
合板とはベニヤなどの薄くスライスした単板を木目が交差するように重ね接着したものです。用途は様々ですが、大きく分けて普通合板・構造用合板・化粧合板などがあります。住宅に使用される合板として最も多いものとしては「構造用合板」です。例えば屋根の下地や床の下地や壁の補強材などとして使用します。化粧合板は家具やDIYなどに使用されます。

③突板について
突板とは天然木を厚さ0,2~0,6mm程度に薄くスライスした材料を意味します。使用用途はフローリング材や内装材、化粧面材や建具など様々な化粧材として使用されます。表面は天然木の板なので比較的安価で無垢の風合いを楽しむことができます。

④挽板(ひきいた)について
挽板とはのこぎりで挽くという言葉が由来しており、厚さ2mm~3mm程度の薄く挽いた単板を表します。使用用途はフローリング材や家具、内装材などに使用されています。突板より材の厚みがあるため、無垢により近い意匠性を実現することができます。

⑤集成材について
集成材とは厚さ30mm~50mm程度の挽板を繊維方向を平行にして重ね接着した材料です。こちらは構造用と造作用があり、構造用は柱や梁などの主要な構造材として使用されます。強度や寸法の安定性や耐久性にも優れているため、乾燥時の割れや反りが少ない材として使用されています。また造作用はテーブルなどの家具にも使用され、安価で意匠性にも優れた商品が多数存在しています。

⑥LVLについて
集成材より厚みの薄い2~4mm程度の挽板を繊維方向を平行にして重ね接着した材料です。木材の乾燥による反りなどの変化が起きにくい材のため柱や梁などの構造用としてはもちろん、他にも建具や家具の芯材などとしても使用されています。

⑦CLTについて
CLTはまだ聞き慣れていない方も多いかと思いますが、挽板を繊維方向を直行させ重ね接着した材料です。
厚みのある大きな材料で、現在は木質系の構造材として高い可能性を注目されており、断熱性能や遮炎性、遮音性などの効果も期待されています。

他にも木質系の材料の特徴や呼び名は様々あります。使う場所や用途に適した材料を選択することがとても大切です。「天然木」は意匠性や機能性はもちろん、経年変化による風合いなど私達の心と暮らしに素晴らしい影響を与えてくれます。
ぜひ住宅建築の際は「天然木」の特性を活かして、素敵なお住いと癒やしの空間をお楽しみください。


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