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2022年1月14日
お役立ちコラム

健康住宅の『完成図書』

こんにちは!
私たち健康住宅は、福岡で23年間「高性能住宅」にのみ特化して家づくりを行って参りました。
そしてたどり着いたのが『完成図書』による施工です。

 

『完成図書』って聞き慣れない言葉だと思いますが、工事をするために用意された住宅の「設計図」「仕様書」といった図面類一式のことです。
実は『完成図書』は一般的な言葉ではなく、健康住宅や一部の住宅会社で使用されている特別な用語です。

 

【設計図とは?】
※写真はイメージです。
「設計図」とは、建物の構造や形状などを表現したもので、工事をするために必要な図面です。平面図や立面図、断面図など、さまざまな種類の図面の総称です。

 

【仕様書とは?】
※写真はイメージです。
「仕様書」とは具体的な工事の内容や備品などが示されたもので、図面で表せない施工方法や使用材料などが記載されています。
仕上げ表には、壁・床などの内装や外壁の仕上げなどが記載されます。
つまり「設計図」や「仕様書」がないと、材料の注文もできませんし、協力業者さんに依頼もできません。
工事のスタートすらできないのです。
ですので、弊社では、着工までに「設計図」と「仕様書」を完成させる…つまり『完成図書』を文字通り『完成』させるのです。

 

【着工前に、図面をすべて備えるのは当たり前?!】
実は、住宅業界では、一部の住宅会社を除き、着工前に図面が完成していないことがごく一般的です。
なぜなら、すべての図面が完成していなくても、工期に幅があるため、該当する業者さんの分だけ図面ができていれば、とりあえず工事を進めることができるからです。
工期に合わせて、追い追い図面を用意していく会社がほとんどです。
ですが、そのような対応をしていると、複雑な現場であればあるほど、図面が間に合わなかったりして、予想外な手間がかかり、コストが増えたり、工事も行き当たりばったり、ということになってしまい、人生の一大イベントである「お家づくり」が悲しい結果を招いてしまう事も決して珍しいことではありません。

 

【『完成図書』のメリット】
健康住宅では、以前より『完成図書』を備えてからの「着工」に全社一丸となって取り組んできました。
当初は、作業効率のアップが目的で、会社の業務効率化の一環でした。
しかし『完成図書』が備えられた現場が増えてくるにつれ、お客様にとって素晴らしい効果が見えてきたのです。
まず、着工前にすべてのことを決めるので…

  • 職人の皆さんが気持ちよく、迷いなく施工できる
  • 図面が揃っているので手抜き工事ができない
  • 構造計算を偽装できない
  • 無駄なやり直し工事がないので、工期が短縮できる
  • お引渡しの時に、残工事がない!

何より、現場の職人さんや協力業者の皆さんが、ベストな状態で作業できるので、高品質な家づくりが実現します。

最近ご紹介頂いた、新しい大工さんと、工事の打合せをした際に「着工前にすべての図面が完成された状態で手元にあるなんて、生まれて初めて!」と仰っていました。

 

【お客様のご理解とご協力!】

※写真はイメージです。
当然のことながら『完成図書』の作成には、たくさんの図面、写真、色見本などの書類を整理しなければならないので、非常に時間と手間が掛かります。
なので、お客様にも着工までに、たくさんのことをきちんと決めて頂かなければなりません。
『完成図書』による施工は、お客様のご理解とご協力があって初めて実現します。いつも本当に心より感謝しています。

 

私たちは、これからも『完成図書』を備え、備えることがいかにお客様を守り、お客様の《夢》に近づく方法であるかを地道にお伝えしながら、お客様の大切な《夢》のために、私たちは、今日も明日も、愚直に頑張って参ります!
いつも有難うございます!