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外薗

WRITER 外薗

2025年7月3日
スタッフブログ

土地を買う前に知っておきたい!“埋蔵文化財包蔵地”ってなに?

家づくりを考えたとき、まず「土地選び」が大切ですよね。
でも、実は土地には「建てられる土地」と「手続きが必要な土地」があることをご存じですか?
そのひとつが「埋蔵文化財包蔵地(まいぞうぶんかざいほうぞうち)」です。
今回は、この埋蔵文化財について、なるべくわかりやすく解説していきます!

・「埋蔵文化財包蔵地」ってなに?

埋蔵文化財とは、昔の人たちの暮らしの痕跡(たとえば土器や石器、住居の跡など)が地中に埋まっているものです。
そして、そういった遺跡が埋まっている可能性がある場所を「埋蔵文化財包蔵地」と呼びます。
国や市町村が管理していて、「この場所には昔の遺跡があるかもしれませんよ」と地図で指定されているんです。

・埋蔵文化財のエリアに家を建てるときの流れ

もし、土地が埋蔵文化財包蔵地にあった場合、すぐに家を建てることはできません。
まずは、次のような手続きが必要になります。
【一般的な流れ】
  1. 市町村教育委員会へ事前相談
  2. 「工事の届出書」を提出
  3. 試掘調査(簡単な掘削調査)
  4. 遺跡が出なければOK/出た場合は本調査へ
  5. 調査完了後、建築工事スタート

・遺跡が出たらどうなるの?

試掘の段階で遺跡が見つかった場合、「発掘調査」が必要になります。
この調査には、数週間〜数ヶ月かかることもあり、費用も発生する場合があります(※自治体によって異なります)。
また、地中1m以内に遺構があれば、地盤改良工事の方法を変更しなければならないこともあるため、
設計プランにも影響することがあります。

・知っておきたいチェックポイント

土地選びの段階で以下のことをチェックしておくと安心です。
• 市町村の「遺跡地図」を確認する(インターネットや役所で調べられます)
• 不動産会社や設計士に相談する
• 建築予定の時期に影響が出ないように余裕を持つ

・まとめ

埋蔵文化財包蔵地だからといって、家が建てられないわけではありません。
ただし、「事前の確認」と「余裕を持った計画」が大切です。
私たち設計士は、土地選びの段階からしっかりサポートできますので、
少しでも不安があればぜひご相談ください!

 


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