皆さんこんにちは！
本日のスタッフブログは、建築部の小山が担当いたします。
今回は、新築工事の着工前に執り行われる「地鎮祭（じちんさい）」についてご紹介したいと思います。
地鎮祭とは、建築地の土地を守る神様に、その土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願するための儀式です。
多くの場合、神式で行われることが一般的ですが、各神社によって儀式の内容が簡略化されたり、進行の順序が異なることもあります。
その中でも特に重要とされているのが、以下の3つの儀式です。
■ 四方祓いの儀（しほうばらいのぎ）
神主さんが土地の四隅を回りながら、お祓いとともにお酒・お米・お塩をまいて清めていきます。
■ 地鎮の儀（じちんのぎ）
祭壇の前に盛られた円錐形の砂山に、斎鎌（いみかま）、斎鍬（いみくわ）、斎鋤（いみすき）を使って、お施主様と施工業者が着工の報告を行う儀式です。
■ 玉串奉奠（たまぐしほうてん）
神様に玉串を捧げ、工事の安全を祈願する儀式です。
玉串を時計回りに回して祭壇に捧げ、**「二礼・二拍手・一礼」**の作法で祈ります。
このように、着工前に行われる地鎮祭は、古来より建物を建てる際に大切にされてきた儀式です。
日本人は、昔から自然の万物に神が宿ると考えてきたことから、土地に宿る神様を敬い、感謝し、工事の無事を祈る地鎮祭が始まったといわれています。
この大切な儀式に立ち会うたびに、私は住宅建築に対する緊張感と責任感を改めて感じ、初心に立ち返る思いになります。
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