よくあるご質問

皆さまからよくお寄せいただくご質問にお答えしています。

質問をクリックすると回答を表示します。

Q
外断熱工法のメリットを一言で言うと?

A

メリットは多いと思うのですが、もっとも大事なメリットは、
「住宅に使用される膨大な量の建材(構造体)の温度が、その外側を断熱する事で、室内の温度と同じになり、それ自体が非常に大きなエネルギーを持つ蓄熱材になる」
という事だと思います。
(内断熱工法では構造躯体の内側を断熱しますので、外断熱とは逆で、構造躯体は屋外の温度と同じになり、冬は室内を冷やし、夏は室内を暖めることになります)

実は、このメリットは、輻射熱による思わぬ効果ももたらしてくれます。
上記の理由により、きちんと施工された「外断熱住宅」の室内の壁は「冬少し暖かく」、「夏は少し冷たい」ので、実際の温度より、夏は少しひんやり感じ、冬は少し暖かく感じます。
これは計測するとわずかの温度差にしかなりませんが、室内の「壁・床・天井」全てに当てはまりますので、驚くほど体感温度に差が出てきます。

極端な例えですが、魔法瓶は外側を断熱しているからいつまでも暖かいのであって、いくら内側を断熱してもお湯はすぐに冷めてしまいます。理論的にはそういう事なのです。きちんと施工された外断熱住宅は、冬など、本当に前日の暖かさが朝まで残っているのですから・・・

Q
健康住宅さんは何故、「完全」樹脂サッシ・・・の「完全」の部分にこだわるのですか?また、何故、ガラスの性能をここまで上げる必要があるのですか?

A

ご存知ない方も多いのですが、ごく一般的な日本の住宅の場合、冬の暖房時は48%の熱が開口部(窓・玄関・勝手口)から逃げてゆき、夏の冷房時は71%もの熱が開口部から入って来ると言われています。ですから、いくら断熱材を厚くしても、開口部の性能を高めなければ意味がないのです。
当社の窓わくは「完全」樹脂サッシで、窓ガラスはローイーガラス(高遮熱・高断熱の高性能ガラス)を2枚使用したペアガラスです。更に、そのペアガラスの内側には「アルゴンガス」が封入されています。

日本では、窓わくにアルミニウムを使用した「アルミサッシ」、或いはアルミニウムの内側に樹脂を貼った「複合サッシ」、窓ガラスは「普通のペアガラス」、良くても「片側ローイー」がごく一般的です。ローイーガラスを二枚使用し、更にアルゴンガス封入が標準仕様の住宅会社はほとんどないと思います。
(このアルミニウムという素材は、鉄の3倍、樹脂の1,000倍以上の熱を伝導させ、冬は冷却され、夏は室内を熱し続けます)
(ローイーガラスは夏の紫外線や射熱を遮ります)
(アルゴンガスは少し空気より重いので、流動せず、内側の熱を逃がしません)

正直、温暖な九州では、そこまで必要ないのでは?というような指摘も頂きますが、実はここまでしてやっと、ほぼ「夏はひんやり、冬はぽかぽか」が実現できる・・・というレベルなのです。

残念ながら、未だに日本での「アルミサッシ」や「複合サッシ」の普及率は90%を超えています。この数字は先進国の中では図抜けています。中国でさえ、2,000年度の調査では72.5%。アメリカに至ってはわずか16%です。ではなぜ日本では、これほどアルミニウムが普及してしまったのでしょうか?
その理由は全て「造る側の都合」によるものです。実は、造る側にとっては、軽くて(運搬が容易)、硬くて(加工が容易)、安い(低価格)アルミニウムは窓の施工には非常に便利な素材なのです。
経済優先の日本では、造る側の都合ばかりが優先され、完成した住宅にこれからお住まいになる人のことは、ほとんど考慮されませんでした。その常識が、今も日本の「造る人」はもちろん、「住む人」にも残っているのかも知れません。
窓わくが性能の良い樹脂できちんと施工され、窓ガラスの性能が確保されていれば、結露はまず発生しませんし、冬の底冷えや夏の寝苦しさが緩和されます。
性能の低い窓などの「開口部」は、冬はびっしりと結露してしまい、その結露の一部は当然、壁内に浸入し、土台を腐らせ「カビ」「ダニ」「シロアリ」などを誘発してしまいます。
前出の「複合サッシ(アルミサッシの室内側に樹脂を貼り付けたもの)」も、その性能はアルミサッシにごく近いもので、窓わくの結露対策には若干効果がありますが、大きな問題解決にはなりません。

Q
アルゴンガスは抜けないの??

A

これは蛍光灯の中のガスが抜けないのと同じ理屈です。今の日本の技術でペアガラスの中のアルゴンガスが抜けることはまずありません。

Q
何故、気密が必要なの?どうせ換気するのなら最初から隙間がたくさんあった方が良いのでは??

A

一言で言えば「計画通りの換気量を維持するため・・・」です。

確かに、換気するのですから、隙間がたくさんあった方が良いような気がするのですが、実は全く逆です。
隙間が多いと、北側では換気が極端に促進され、南側の換気が全く行われない、或いは換気してほしくない季節(真冬と真夏)に窓を閉め切っていても、すごい勢いで換気されてしまう・・・と言うような現象が起こってしまいます。
設計者の意図した換気を計画通りに行うには、不効率に見えても、一度きちんと気密をとって、一定以上の気密レベルであることを確認した後、換気計画に沿った「ホール」を開ける、という手順が必要なのです。

Q
では、その気密レベルはどの程度必要なのですか?

A

あくまでも経験値ですが、気密レベル、0.5/㎡以下が確保できれば、ほぼ理想に近い換気が可能なので、結果として「夏はひんやり冬はぽかぽか」の理想の省エネ住宅の供給が可能になると考えています。

当社は、お引き渡し時の気密検査時、0.7/㎡以下の保証をお約束して着工致しますが、気密レベルが0.5/㎡を超えることはまずありません。
(平成22年度のお引き渡し87棟の平均気密性能は、0.28/㎡でした)

Q
何故「床下を密閉する」の?

A

「床下を常に乾燥した状態に保つため」です。
多くの建築家が、今でも、床下を外部からの通気により乾燥させる・・・というような表現をしています。
しかし、少し考えれば解るはずなのですが、床下に外の空気が入り込んで乾燥するのは外気の乾燥する寒い冬の時期、それも晴れた日だけです。
梅雨から夏にかけての湿気の多い季節や雨の降った日(雨降りは地表から50cm程の湿度は90%を超えます)は床下換気口や基礎パッキンの隙間からじめじめした空気が流れ込んできます。そして、その湿気は基礎部の土台や床下の木部などを腐らせカビ、ダニ、シロアリなどの被害を誘発させてしまいます。

これは「床下換気口」ではなくて「床下湿気取り込み口」です。

Q
何故、繊維系断熱材(グラスウール、ロックウール、羊毛、その他)は駄目なの?

A

その理由はいくつかありますが、私達は、基本的に断熱材は水分を吸収する素材ではいけないと考えています。
もちろん、大工さんや断熱材の施工をする職人さんがマニュアル通りに丁寧に施工すれば問題は無い筈ですが、いくら完璧に施工しても、台風などの時には強烈な風雨が壁内に入り込む可能性は否定できません。特に日光のあたらない壁内部の繊維系断熱材は一度濡れて繊維内に水分が入り込んでしまったら何ヶ月も乾きません。その後はやはり「断熱性能の劣化」「結露」「カビ・ダニの発生」「土台などの腐れ」「シロアリ被害の誘発」という事になってしまいます。
当社が使用しているボード系断熱材(ネオマフォーム)はほとんど水を吸収しません。施工に自信がないなどという発想ではなく、『万一、雨水が壁内部に入り込んでしまった場合でも性能がほとんど劣化しない』という安心感があるからです。
最近は羊毛に関するお問い合わせも増えています。羊毛という名前が非常に感性に訴えるものがあるからなのかもしれませんし、多少撥水性がありますので、グラスウール程の被害は少ないと思いますが、将来の虫食いの問題の方が深刻なようです。やはり避けたほうが良いと思います。
もちろん、繊維系断熱材の場合は通常内断熱になってしまいますし、そこにも大きな問題があると思いますが、スペースの関係もありますので、ここでは割愛させて頂きます。

Q
「外断熱工法は室内が乾燥しやすい」って本当?

A

外断熱工法だから乾燥するというのは大きな勘違いです。
外断熱工法であっても、内断熱工法であっても、その住宅の性能が良ければその住宅は乾燥します。
つまり、乾燥するのは「その住宅の性能が良い場合」なのです。

特別な加湿機能がなければ高性能住宅は乾燥します。つまり、過乾燥はその住宅の性能が良いことの裏返しなのです。
その証拠に、たとえ外断熱工法であっても断熱や気密のレベルが低く、室温が外気温に影響され、冬が寒い住宅は過乾燥にはなりません。

詳しい過乾燥のメカニズムの説明はここでは割愛致しますが、当然次の質問は、「性能の良い外断熱工法の場合じっと過乾燥を我慢して生活しないといけないのか?」ということになると思います。

もちろん、予備知識がなくて、今までの性能の低い住宅での生活スタイルをそのまま継続している場合、新築して入居直後には、その季節が冬であれば、過乾燥に驚く事になると思います。

最近は加湿器の性能も向上し、驚くほど燃費も良くなっていますので、割り切って加湿器の設置も考慮するべきだと思いますが、実際は皆さん、生活をしながら学習される場合も多く、熱帯魚を飼ってみたり、リビングに観葉植物を並べてみたり、ソフトな方法をお選びになる方もいらっしゃいます。調湿効果の大きい無塗装の無垢材を天井などの手垢のつきにくい部分に多用する方法も効果的です。

実は、少し「裏ワザ」的な方法ですが、室温を少し低めに設定する事も非常に有効です。
外断熱工法の場合、他の工法に比べて、冬は室内の壁の温度が高くなり、輻射熱により体の芯が温まりますので、多少室温が低くても肌寒く感じません。
光熱費の節約にもなります。是非お試しになってください。

重要なのは、内断熱工法の「壁内結露による、濡れた繊維系断熱材が土台や柱を腐らせる可能性の高さ」を理解すると同時に、性能の良い外断熱工法によって得られる「大きな耐久性・経済性」「住居内の温度差が非常に少ないため、浴室やおトイレで倒れるお年寄り(ヒートショック)の数が極端に減少した事実」などを知り、過乾燥とうまく付き合う事だと思います。
何故、私達が、わざわざ手間と時間のかかる「外断熱工法を利用した高性能住宅」にこだわっているのか?・・・手間や施工のわずらわしさ全てに目をつむっても余りある大きな価値を「外断熱工法」に見出しているからです。
是非、「外断熱工法を利用した高性能住宅」を前向きに検討してみてください。皆さんと一緒に勉強していければと思います。

Q
第1種換気と第3種換気 どちらが優秀なの?

A

高気密高断熱住宅の一般的な24時間計画換気には、大きく分けて第1種、第3種の2つの方式があります。簡単に言えば第1種は排気も給気も両方とも機械換気、第3種は排気のみ機械換気という事です。
当然の事ながら、排気も給気も機械で計画的に行う、「第1種換気装置」の方が正確な換気が可能である事は言うまでもありませんが、第1種換気に比べると、第3種換気の方が、モーターも1つで良いし、ダクトの長さも半分で良いため安価ですし、アフターメンテナンス等も容易ですので、第3種換気の優位性を唱える方もいらっしゃいます。もちろん、私たちも十分検討致しましたが、非常に難しい問題で優劣はつけられないのかも知れません。
ただ、東北や北海道のような寒冷地であれば別ですが、九州のような高温多湿の地域では、アフターメンテナンスのことを十分考慮しても、やはり「セントラル冷暖房+第1種換気装置(顕熱交換型)」の抜群の快適性、特に夏の心地よさは捨てきれない、という意見が多いのも事実です。
ですから、結論的には「セントラル冷暖房を導入するのであれば第1種換気装置(顕熱交換型)」、「そこまで贅沢しなくても、と考える場合は第3種換気装置」と言うことで良いのではないでしょうか。
(第一種の24時間換気装置とセントラル冷暖房とでダクトを共有すれば、ダクト内部の空気は常に移動するのでダクト内部の結露やカビの可能性はほとんど無くなります)

<注意>
第1種換気装置には顕熱交換型(湿度や匂いの交換はせず、熱の交換のみをするように開発された商品で、一般的には高価)と、全熱交換型(熱の交換と同時に湿度や匂いの交換もしてしまうために浴室、便所などから湯気やおトイレの匂いが逆流してしまい、個別で局所換気をしなければならない、顕熱交換型に比べると安価)とがあります。
日本の場合、安価な全熱交換型が一般的ですが、本当は、冬の寒さはもちろん夏の暑さ、湿度や、おトイレの匂いの逆流などを考えると、顕熱交換型でなければならないはずです。
安価な全熱交換型にして浴室、便所だけを個別換気にした場合、せっかくの高気密高断熱住宅であるにもかかわらず、相変わらず、冬は冷たい浴室(ヒートショック)、夏は汗が噴き出るような便所、ということになってしまいます。

Q
「セントラル冷暖房」を導入する場合の導入費用は? フィルター交換などのメンテナンスは? 設備の耐用年数は? 保証期間は?

A

もちろん、弊社による定期訪問もありますが、空調機メーカーと直接、換気冷暖房システムのメンテナンス契約を結んでいただくという方法もあります。(その場合、一般的には、年間2~3万円前後の費用が必要になります。詳しくは、担当者にお尋ねください。)
保証期間は一般的な電気設備の保証期間と同じで、2年間です。耐用年数は?という質問になると電気設備の場合、単純に何年とは答えられません。定期的なフィルターの清掃をしていれば驚くほど耐久性が高まります。
そもそもこのセントラル冷暖房の構成は、通常は室内機1台と室外機1台からなるため、基本的にメンテナンスが必要なのはその2箇所のみということになります。さらに、構造がシンプルなので、一般的な空調機に比べると寿命は長いと思います。
ただ、もちろん空調のランニングコストは安いとは言っても年間10万円程度はかかる訳ですし、150万円前後のイニシャルコスト(設備費用)が必要になりますので、贅沢品であることに変わりはないと思います。

健康住宅株式会社

〒814-0104 福岡市城南区別府5丁目25-21 [MAP]